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2007年02月13日(火) 20時10分

免許不正取得、ネットで手口知ったと指南役読売新聞

 知的障害者になりすましたグループが運転免許証を不正取得していた事件で、神奈川県警緑署は13日、横浜市緑区鴨居、会社員石関幸弘被告(36)(別の逮捕監禁事件で起訴)を詐欺と有印私文書偽造・同行使の疑いで再逮捕した。

 石関被告は犯行グループの指南役で、「免許証の不正取得方法は、インターネットで知った」と供述している。この事件の逮捕者は3人目。

 調べによると、石関被告は昨年4月上旬、横浜市緑区の銀行で、知的障害がある男性(36)名義で不正に取得した免許証を提示して、口座を開設し、預金通帳とキャッシュカードをだまし取った疑い。

 石関被告は男性と中学の同窓生で、昨年3月24日、緑区役所から「車の名義変更をする」と男性の住民票を不正に取得。同日、男性になりすまし、バイクの免許試験を受け、免許証の交付を受けていた。

 免許証には、眼鏡をかけて変装した石関被告の顔写真がはられていた。石関被告は別の知的障害者男性(28)名義の免許も不正に取得しており、その際は眼鏡をはずした写真を使っていた。

 石関被告は入手した通帳を使って消費者金融から50万円を借りており、「金が欲しくてやった」と供述している。県警によると、石関被告が不正免許取得の手口を知ったサイトは既に閉鎖されている。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070213i413.htm