梅の香りに誘われて　府中・郷土の森博物館（朝日新聞）

2007年02月12日(月) 00時00分

　都内で例年にない暖冬が続くなか、梅まつりを開催中の東京都府中市の郷土の森博物館（南町６丁目）で１１日、早咲きの梅が早くも満開となり、市民が花と香りを楽しんだ＝写真。陽気にも誘われ、この日は約７７００人が入場した。

　同博物館によると、敷地内の梅園などには約６０種、１１００本が植えられている。早咲きの梅はそのうちの約１割。大半を占める中咲きと遅咲きの梅もすでに咲き始めており、今月末には梅園全体が見ごろになりそうだという。

　梅まつりに合わせて多くのイベントもあり、この日は梅の木の下で野点（のだて）茶会が開かれた。まつりは３月１１日まで。

　また、同博物館では毎年、梅園で採れる梅の実を梅干しやジャム、ようかんなどに使い、園内の売店で販売している。問い合わせは同博物館（０４２・３６８・７９２１）。