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2007年02月12日(月) 19時27分

長崎県内最古の木造教会が全焼 新上五島町朝日新聞

 12日午後4時ごろ、長崎県新上五島町曽根郷の江袋教会から出火、木造平屋建ての同教会約200平方メートルが全焼した。町によると、この教会は1882年(明治15年)に建てられ、現在使われている木造教会としては県内最古という。けが人はなかった。

 新上五島署の調べによると、火は建物内から出たとみられ、原因を調べている。出火当時、教会にはだれもいなかったという。

 新上五島町には30近くの教会があり、江袋教会は島北部の海岸沿いにある。「変形寄棟(よせむね)造り」という県内でも珍しい台形の瓦屋根があるのが特徴。町の関係者は「貴重な遺産で、町としては大きな痛手」と話した。

http://www.asahi.com/national/update/0212/TKY200702120174.html