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2007年02月10日(土) 23時33分

リンナイ安全装置不作動、04年把握 広島の事故朝日新聞

 リンナイ製湯沸かし器によるCO中毒で、04年12月に広島市内の女子高生が死亡した事故では、事故後に広島県警と広島ガス、リンナイの3者が燃焼実験を実施し、不完全燃焼防止装置にすすがたまって装置が正常に作動せず、COが発生することを確認していたことがわかった。

 しかし、リンナイは事故後、使用時に換気をするようホームページに掲載したものの、機種を特定して注意を呼びかけることや同一機種の点検などをしていなかった。

 事故は04年12月25日午後に広島市南区の県職員男性(50)宅で起きた。4日後、広島ガスの研修センターで広島南署、広島ガス、リンナイが事故器の燃焼実験をした。広島南署は日本ガス機器検査協会(東京)にも調査を依頼。すすを取り除いて点火すると装置が正常に作動することを確認し、広島ガスなどにも結果を伝えていた。

http://www.asahi.com/national/update/0210/TKY200702100324.html