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2007年02月09日(金) 00時00分

都内のカラス生息数、1万6600羽  ピーク時 半分以下に 東京新聞

 カラス対策に力を入れる都自然環境部は八日、昨年十二月の都内のカラスの生息数が前年より約千三百羽減り、約一万六千六百羽になったと発表した。ピーク時の二〇〇一年度に比べて約45%となる。

 都は〇一年度から、わなを使用したカラス捕獲作戦を開始。本年度末までの捕獲数は累計八万四千三百羽に上る見込み。捕獲したカラスはガスで安楽死させ、ペット専用施設で火葬している。

 同部によると、都に寄せられるカラス被害に関する相談件数は〇一年度の約三千八百件から、本年度は一月末までで約九百件と大幅に減った。

 同部は並行して進めるゴミ対策について、住宅地ではゴミ袋を覆う防鳥ネットの利用が定着したが、繁華街では普及が遅れている地域があるとして、今後は繁華街対策に力を入れる。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20070209/lcl_____tko_____001.shtml