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2007年02月09日(金) 00時00分

2人で幸運射止めて朝日新聞

 北九州・門司港の栄町商店街の若手商店主たちが、14日のバレンタインデーに門司港を訪れたカップルにプレゼントを贈るイベントを企画している。参加費100円でケーキやビール、鍋用とらふぐのあらなどが当たる抽選会を開く。収益は地元住民などによる元料亭・三宜楼の保存活用募金に寄付する。

 門司港レトロ地区にかかる跳ね橋「ブルーウィングもじ」には、「橋が跳ね上がり、一度開いてから再び閉じた後、最初に手をつないで橋を渡った男女が一生結ばれる」というジンクスがあるとされる。06年、ファッションデザイナーの桂由美さんや女優の菊川怜さんらが審査委員を務め、プロポーズにふさわしい場所を認定する「恋人の聖地」に、県内では初めて選ばれた。

 このため栄町商店街の若手商店主たちは「今年のバレンタインデーは、多くのカップルでにぎわうのでは」と予想。商店街まで足を運んでもらおうと、抽選会の開催を思い立った。地元のホテルやビール工房、洋菓子店、飲食店など十数店が協賛した。

 抽選会は14日午後6時から商店街内のバナナたたき売り店「バナナ伝説」で。参加は原則としてカップル限定だが、「栄町商店街に『愛』を感じている人なら1人でも大丈夫」という。問い合わせは門司港レトロ倶楽部(く・ら・ぶ)(093・332・0106)へ。

http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000000702090002