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2007年02月09日(金) 00時00分

選挙費用 東国原陣営853万円朝日新聞

  1月21日の出直し知事選で、東国原(ひがしこくばる)英夫知事陣営の選挙運動にかかった費用は853万円で、法定選挙費用(3079万円)の3割弱にとどまったことがわかった。得票数の上位3人では最も少額。次点の川村秀三郎氏は1143万円、3位の持永哲志氏は2181万円で、各陣営とも「カネのかからない選挙」を実践した結果とみられる。

  県選管が公表した収支報告書によると、東国原知事陣営は、ホテルなどに宿泊する際の休泊費はわずか2万4910円。選挙期間中は、ほとんど宮崎市の自宅に戻っており、宿泊したのは延岡市での1度だけだった。食糧費も外食を控えるなどして26万円に抑えた。

  他候補は、休泊費が川村氏34万円、持永氏72万円、食糧費が川村氏43万円、持永氏51万円。運動員や事務員らの人件費は東国原知事254万円、川村氏293万円、持永氏580万円だった。

  共産党の津島忠勝氏は計101万円で、元高校教諭の武田信弘氏は報告書を提出していない。

  収支報告書は今後、県選管のチェックを経て最終的な数字が確定する。

  東国原知事は自身のブログで、「実際はこの額では済まないと思う。僕の場合、確認団体等の収支も含めると1600万円くらいになると思う」とした上で、「知事選挙費用が1600万円で済んだというのは、前例の無い、画期的なことだと思う。普通なら億単位と聞いていた。金をかけない選挙が出来ることを実証したと思う」と記している。

http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000000702090002