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2007年02月09日(金) 00時00分

ミラーマン弁護団解任で被告人質問中止…裁判振り出しZAKZAK

 電車内で女子高生の尻を触ったとして都迷惑防止条例違反に問われているミラーマンこと元早大大学院教授、植草一秀被告(46)=写真=の第4回公判が9日午前、東京地裁(神坂尚裁判長)であった。この日は被告人質問の予定だったが、植草被告が弁護団を解任したことが判明。裁判は振り出しに戻ってしまった。

 グレーのスーツに紺のネクタイとカチッとした姿で法廷に現れた植草被告。だが、前回まで弁護人席にいた4人の弁護士の姿はなかった。

 代わりに04年4月にJR品川駅高輪口エスカレーターで手鏡を使って女子高生のパンツを見て同条例違反に問われた裁判(罰金50万円、手鏡没収が確定)を担当した弁護士が姿を見せた。

 このため、予定されていた検察・弁護側双方の被告人質問は中止。次回は28日に弁護側の冒頭陳述からやり直しとなった。また、被告人質問は来月28日と、1カ月半以上先に延期となり、今回も長期戦にもつれ込むのが確定的となった。植草被告は3−4人の弁護団を新たに選任する予定。

 植草被告は「旧弁護団とは当初より溝を感じていた(中略)溝が修復しがたいものであると判断せざるを得ず、旧弁護団を解任することにした」とコメントを発表した。

ZAKZAK 2007/02/09

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_02/t2007020918.html