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2007年02月09日(金) 22時37分

都議会に「ワースト議員特権大賞」読売新聞

 地方議員への表彰制度や政務調査費額などを比べて「ワースト議員特権大賞」を決めるコンテストが9日、東京都千代田区の日本教育会館で行われた。

 議員の厚遇廃止を求める全国の無所属議員らが、税金の無駄遣いとなる議員特権をなくそうと企画。審査委員5人と会場の約120人の投票で、大賞に東京都議会を選んだ。2番目は横浜市議会。

 昨年秋から、都道府県と市区町村の全議会事務局に議員への表彰制度などをアンケート。優遇内容を検討し、候補として、8議会と全国市議会議長会を挙げた。

 都議会の優遇内容は、月60万円の政務調査費の支給や、在任25年以上の議員を対象にした太田道灌の銅像や肖像画の贈呈などだった。

 審査委員長の畑山敏夫・佐賀大教授(政治学)は、「議会の特権的な体質を改めるため、有権者も実態を知ったうえで、選挙で市民感覚を持った議員を選んでほしい」と話した。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070209it16.htm