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2007年02月09日(金) 08時41分

「無資格」気づかず、消防長5年務める 埼玉朝日新聞

 埼玉県の児玉郡市広域市町村圏組合(同県本庄市・児玉郡)の非常勤の常務理事(65)が、資格がないにもかかわらず、同組合傘下の児玉郡市広域消防本部の消防長を約5年間にわたって務めていたことが8日、わかった。消防組織法では「消防長は一般職の地方公務員」とされているが、常務理事は特別職の公務員。理事本人や任命した同組合管理者の吉田信解・本庄市長も「資格がないことに全く気づかなかった」という。理事は同日、消防長を辞職した。

 同組合などによると、理事は02年3月末に県職員を定年退職。4月に常務理事に任命され、消防長を兼任していた。

 理事は8日付で消防長と組合事務局長の辞表を提出。常務理事の職に就いていることは違法ではないが、責任をとって今月末で辞職する。

http://www.asahi.com/national/update/0209/TKY200702080393.html