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2007年02月09日(金) 22時10分

再発防止に「法改正も」 菅総務相、番組捏造問題対策で朝日新聞

 菅総務相は9日の衆院予算委員会で、「発掘!あるある大事典2」の捏造(ねつぞう)問題への対応として、「法改正も含めて検討し、しっかりとした再発防止策としたい」と述べた。現状では、放送局側に厳重注意などの行政指導をするほかは、電波法に基づき停波命令を出すという極端な手法しかとれない。このため、その中間にあたる対応策を検討する考えを示したものとみられる。

 斉藤斗志二議員(自民)の質問に答えた。菅総務相はこのなかで、今回の捏造問題について「さらに必要な報告を求めて厳正に処分する」としたうえで、「昨年も4件、(放送内容に問題があり)行政指導があった。再発防止策として今のままでいいのかどうか」と語った。

 一方、総務省の松田隆利事務次官は同日の定例記者会見で、菅総務相の発言について「これから問題のチェックを十分にして、法改正が必要なら視野に入れて議論していくという趣旨ではないか」と語った。

http://www.asahi.com/politics/update/0209/021.html