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2007年02月09日(金) 13時42分

「たのみのツナ」切るカッターの刃、ニチロが自主回収読売新聞

 水産大手ニチロは9日、消費者が購入したマグロのツナの缶詰にカッターナイフの断片が混入していたとの苦情を受けたため、ベトナムの工場で製造した「あけぼの」ブランドの「たのみのツナ まぐろフレークオイル無添加」(80グラム)と「たのみのツナ まぐろフレーク油漬」(80グラム)を自主回収すると発表した。

 異物混入があったのは「たのみのツナ まぐろフレークオイル無添加」。ニチロが、日本の食品会社を通じて生産委託しているベトナムの工場が2006年2月に製造した。ニチロは同じ工場が製造した「たのみのツナ まぐろフレーク油漬」を含め、流通している全品を回収する。この2種類の缶詰は、05年4月から計480万缶が流通しているという。

 同社によると、混入した経緯などは不明で、生産過程でカッターナイフを使用することはないという。混入していたカッターナイフの断片は、大きさ1・9センチ×1・1センチの平行四辺形の形状で、厚さは0・35ミリだった。

 問い合わせは、同社「お客様相談室」(0120・216・039)。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070209ic05.htm