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2007年02月09日(金) 12時58分

自動車盗ワースト1返上 前年より4割減読売新聞

県警さらに防犯呼びかけ

一般の解体工場を装って盗難車が解体されている(小牧市で、県警提供)
 昨年1年間の県内の自動車盗が全国ワースト1だった前年より4割以上減少し、ワースト3の3724件にとどまったことが、県警のまとめでわかった。ワースト1は昨年まで同2位だった大阪府で5183件、同2位は千葉県で4287件だった。ワースト1は返上したが、愛知県警や県内の業界団体などは引き続き防犯対策を強化する。

 自動車や損害保険の業界団体、名古屋税関などは2002年11月、「県自動車盗難等防止協議会」を発足させ、盗難防止グッズの普及などを進めてきた。

 今月6日に開かれた同協議会の総会では、県警街頭犯罪対策室の野村喜之室長補佐が講演。「まだ相当数の窃盗団が県内にいる。手口は日に日に悪質化しており、繰り返しドライバーに防犯対策を呼び掛けてほしい」と講演した。

 総会では、船積み前の検査を徹底したり、関係機関で手口情報を交換したりするなどの事業計画を了承。日本損害保険協会や警察庁などで実施している盗難防止のための「官民合同プロジェクト」が、今年3月までだった行動計画を2〜3年延長したことも報告された。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aichi/news001.htm