富山市の水落光男・１級建築士が構造計算を行い、アパグループが成田市で建築中のマンション「アパガーデンパレス成田」１棟（１１階建て、４４戸）の強度不足が判明した問題で、アパ側は８日、補強工事で対応する方針を正式に県に伝えると共に、具体的な補強計画書の提出を３月９日まで猶予するよう求めた。県から今後の対応方針を示すよう勧告を受けていた。
県建築指導課によると、アパ側は「構造安全性の検討に時間を要する」などとしており、県はアパ側の回答を了承。補強計画書の提出後は、県が補強方法の妥当性を検証する。
同課は「一日も早く補強計画が提出され、現地の安全性が確保されるよう、建築主などに指導監督していく」としている。