横浜の繁華街・関内で、「九州弁」の常連客を装ってスナックやバーから金をだまし取る新手のオレオレ詐欺が昨年１２月に３件続いていたことがわかった。加賀町署は約４００枚のビラを周辺の飲食店に配り、注意を呼びかけている。
署や、被害にあった店の店員によると、手口はこうだ——
「ママ、オレだけど分かるっちゃ？ 知り合いが行くけん、金ば貸してやって」。深夜に男の声で店に電話が入る。ある店では、知り合いが別の店でぼったくりの被害に遭って手持ちがないから金を貸してくれと言われた。３０分ほどして店に現れた５０〜６０歳代の「知人」に「あとで返しに来ます」と言われ、１０万円を渡してしまった。
似た手口で、ほかにも関内の２店が計約１２万円をだまされた。
被害にあった店の女性店員は「常連の男性客と信じてしまった。常連客からの電話をむげにできなくてお金を渡してしまった」と話す。
（三輪さち子）
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