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2007年02月08日(木) 20時15分

TBC情報流出訴訟 慰謝料など支払い命令 東京地裁朝日新聞

 エステティックサロン大手「TBC」が管理する約5万人分の個人情報がネット上に流出した問題をめぐり、迷惑メールなどで被害を受けたとして男女14人がサロン運営会社に1人あたり115万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が8日、東京地裁であった。阿部潤裁判長は「初歩的過誤で、性的興味の対象にされるなどの精神的苦痛を与えた」と述べ、慰謝料など13人には1人当たり3万5000円、残る1人には2万2000円を支払うよう命じた。

 原告弁護団によると、過去の情報流出をめぐる訴訟での賠償額は5000〜1万円にとどまっていたという。

 判決によると、TBCから委託された業者が顧客のアンケートのデータを02年に新サーバーに移し替える際、誰でもアクセスできる状態にした。データには、氏名・住所に加え、「関心を持っているコース」やスリーサイズなどもあったため、原告らはネット上で性的な中傷をされたり、迷惑メールを受けたりした。

http://www.asahi.com/national/update/0208/TKY200702080322.html?ref=rss