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2007年02月08日(木) 23時37分

免許なりすまし防止、警察庁が法改正検討…旅券も確認読売新聞

 住民票を勝手に取得し、知的障害者になりすました男が運転免許証を不正取得していた事件に絡み、警察庁は8日、免許証取得の申請者に、住民票だけでなく、パスポートなどの提示を求めるよう全国の警察本部に指示する方針を決めた。

 近く通達を出すとともに、今後、道路交通法か道交法施行規則を改正し、同様の手続きを明記する方向で検討に入る。

 現行の道交法施行規則では、免許証取得の際、住民票の写しの添付が必要と規定されているが、これ以外の身分証などは必要とされておらず、神奈川県警が摘発した犯行グループはこれを悪用して免許証を不正取得していた。

 警視庁では、住民票のほかにパスポートや健康保険証などの提示を求めているが、ほかの警察本部では実施されておらず、警察庁は、警視庁方式の採用が必要と判断した。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070208i214.htm