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2007年02月08日(木) 10時50分

ソープ店摘発読売新聞

風営法・禁止除外地域で

 県警繁華街・歓楽街総合対策推進本部と川口署は7日、川口市西川口、ソープランド店「ダイヤモンド」を摘発し、経営者の矢部紘一容疑者(62)(東京都荒川区南千住)と、店長の徳永信幸容疑者(40)(川口市西川口)を売春防止法違反(場所提供)の疑いで逮捕したと発表した。県条例で風俗営業禁止の除外地域にあるソープランド店が摘発されるのは、1992年以来15年ぶり。

 調べによると、2人は共謀し、6日午後4〜6時ごろ、女性従業員(23)が県内の50歳代の無職男性に売春を行うため、料金を徴収して同店内の個室を使用させたほか、1月12日と25日にも別の女性従業員2人に個室を使わせた疑い。

 同店は2000年から営業を始め、料金が2時間10万円の「高級店」として、雑誌やインターネットなどで宣伝。20〜30歳代の女性従業員約20人が在籍し、昨年12月と今年1月には、月3000万〜4000万円の売り上げがあったという。同本部は、売り上げの一部が暴力団などの資金源になっていたとみて調べている。

 県警繁華街・歓楽街総合対策推進本部は昨年12月、県内の営業禁止除外地域にあるソープランド店約40店に対し、違法行為をしないよう指導していた。同本部は「除外地域でも売春営業は認められておらず、今後も厳正に取り締まる」としている。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news005.htm