記事登録
2007年02月08日(木) 00時00分

県がネット初公売 外国車1台と甲賀市の土地2件 東京新聞

 県は、県税の滞納処分で差し押さえた車と不動産を、初めてインターネットオークションを利用して公売する。ネットを使った公売は、県内自治体では二〇〇五年十一月、大津市が宅地を公売して以来二例目。

 公売物件は県と甲賀市が県、市税を滞納した法人から差し押さえた車(クライスラージープ・チェロキー)一台と、同市信楽町の宅地二件(いずれも約百三十六平方メートル)。最低入札価格は車が五万円、土地は百四十四万−百四十五万円と設定した。

 今回は、情報通信大手「ヤフー」のインターネットオークションを利用する。

 これまで、指定の日時と場所で入札していた方式と比べ、全国から、いつでも参加が可能で「公売成立の可能性も高くなる」(県税政課)。

 インターネットによる公売は全国の自治体に広がっている。県によると、ヤフーのオークションには一月末現在で三十九都道府県、九十四市町村が参加しているという。

 参加申し込みは、八日午後一時から二十八日午後五時まで。入札には公売保証金が必要となる。車については、二十日に大津市松本一の県大津合同庁舎駐車場で下見会を開く。

 問い合わせは、県税政課=電077(528)3211=へ。

 (本安幸則)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sga/20070208/lcl_____sga_____001.shtml