記事登録
2007年02月07日(水) 07時49分

リーマンとネット会社、消費者金融参入へ 日本に新会社朝日新聞

 米投資銀行大手リーマン・ブラザーズは6日、ネット関連会社GMOインターネットと組んで、事業継続が困難になった消費者金融業者の貸し出し債権を買い取る新会社を4月に設立することを明らかにした。グレーゾーン(灰色)金利撤廃など貸金業への規制が強化され、中小業者の事業環境が厳しくなったのを好機とみて、日本での消費者金融業に参入する。

 新会社名は「ユナイテッド・キャピタル」で、リーマンが51%、GMOが49%を出資。GMOはネット金融のノウハウを提供する。買い取るのは貸し出し債権のみで、店舗などは引き取らない。

 昨年12月に貸金業法が成立し、消費者金融業界では、大手が店舗の統廃合などのリストラを迫られているほか、中小業者の再編も進むとみられている。

http://www.asahi.com/business/update/0207/056.html