記事登録
2007年02月07日(水) 00時00分

この味がイイねと君は言ったけど?サラダ期限日、過ぎていたZAKZAK

 21都道県で弁当の「ほっかほっか亭」を展開するプレナス(福岡市)は6日、13都道県の計182店で、社内基準で定めた消費期限を超過したサラダやミニうどんなどを販売していたと発表した。プレナスが先月26日から今月5日にかけて実施した自主調査で判明した。

 プレナスの内藤緑郎コミュニケーション室長は「深く反省している。今後、各店舗への指導を徹底していく」と謝罪した上で、「健康上の問題はないと考えている」とした。これまで体調不良などの報告はないという。

 プレナスによると、社内基準でサラダやミニうどんの販売は、製造から八時間以内と規定している。サラダ類は通常、朝に調理し陳列。昼のピークが過ぎた後に、余りは廃棄し、夕方に備え再度調理することになっている。

 今回の調査で、最長で6時間オーバーしていた店舗があったことが判明。内藤室長は「昼の売れ残りをそのまま並べていたのでは」としている。

 プレナスは「社内基準には違反しているが、食品衛生法の基準では期限内だった。念のため実施した菌検査でも異常はなかった」としている。

 ほかに消費期限を示すシールをサラダ類に添付していなかったのが107店。プレナスはこれらについても消費期限を超過していた可能性が高いとみている。

 別に、賞味期限が5日間過ぎたドレッシングを提供していた店舗が2店あり、計291店で不適当な販売方法がとられていた。弁当の食材には問題はなかった。

 プレナスはすでに事実関係を福岡市に報告しており、市は同社に対し、改善策の提出を求めている。

 またプレナスは、昨年11月に一部の店舗に対して行った調査でも、千葉、神奈川両県にある10店舗で、同様の不適当販売があったことも明らかにした。これらの店舗では、消費期限を超過したサラダやミニうどんに、新たなシールを張り替えるなどしていた。

ZAKZAK 2007/02/07

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_02/t2007020709.html