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2007年02月07日(水) 00時00分

業者に返還請求を かすみがうら市発注工事 東京新聞

 かすみがうら市発注の公共工事で特定の業者を外して談合したとして、同市の住民六人は六日、落札した六業者に支出した工事代金のうち千百万円について、坪井透市長が返還請求するよう求める住民訴訟を水戸地裁に起こした。

 訴状によると、同市は二〇〇五年度に発注した小学校塗装工事で、前年度に同様の工事で予定価格の約58%で落札した業者を指名から外した。その結果、予定価格の約99%で落札された。特定業者を指名から外したことは行政裁量の範囲を超えた違法行為で、談合が行われたことは明白だとしている。

 市側は答弁書で「指名業者の推薦は適正に行われている。また入札価格が高率という理由だけで談合の事実は立証できない」と訴えの棄却を求めた。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20070207/lcl_____ibg_____002.shtml