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2007年02月07日(水) 22時31分

日興、訂正報告書を提出 特別調査委の指摘丸のみ朝日新聞

 日興コーディアルグループは7日、不正会計問題の舞台となったコールセンター大手・ベルシステム24の大量保有に関する訂正報告書を関東財務局に提出した。日興がベル社の段階的な買収を進めた04年に提出した分の訂正で、本来「潜在的な株式」として記載すべき他社株転換債(EB債)の保有分の記載を怠っていたのを改めた。訂正にからむ罰則はない。

 また、不正会計の原因究明を行った特別調査委員会の指摘を丸のみし、特別目的会社(SPC)が問題のEB債を発行した日付を04年の9月22日とした。従来は04年8月に発行したとしていた従来の主張を全面的に改めた。桑島正治社長は特別調査委の結果について「指摘は客観的事実として真摯(しんし)に受け止める」と述べており、今回の訂正はその言葉を忠実に実行した形だ。

http://www.asahi.com/business/update/0207/149.html