報告書の提出後、報道陣の前で頭を下げる関西テレビの千草宗一郎社長=7日午後5時すぎ、大阪市中央区で
同日夕、関西テレビの千草宗一郎社長が、近畿総合通信局を訪れ、武内信博局長に報告書を手渡した。
報告後、千草社長は報道陣に「1月7日放送分の事実関係と、報道機関から指摘され社内調査で判明した分について報告した」と説明した。だが、その詳細に関しては、「(外部有識者による)調査委員会で、より客観的に検証してもらってから報告したい」と繰り返すにとどまった。
自身の進退についても、「信頼の回復に向け、原因究明と再発防止に努めるのが責務」とし、明言しなかった。
関西テレビは1月20日に捏造発覚を発表。その後、社内調査班や、外部の有識者で構成する調査委員会を発足させ、調べを進めている。同月29日に中間報告を公表したが、菅総務相から「十分ではない」として、電波法に基づいて再報告を求められていた。
http://www.asahi.com/national/update/0207/OSK200702070064.html