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2007年02月07日(水) 00時00分

裁判所の競売物件落札、代金払わずに転売…懲役2年ZAKZAK

 裁判所の競売で落札した土地を代金未納のまま転売したとして、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)の罪に問われた会社員の男の被告(49)に千葉地裁は6日、懲役2年(求刑懲役3年)の判決を言い渡した。

 この事件では、主犯格とされる不動産業の男の被告(65)=同罪で公判中=ら計7人が起訴されたが、判決は初めて。山口雅高裁判長は判決理由で「被害は多額で弁償もされていない」と述べた。

 判決によると、被告は不動産業の男の被告らと共謀し2004年10月—05年6月、新潟地裁新発田支部と千葉地裁八日市場支部の競売入札に参加。新潟県中条町(現胎内市)と千葉県芝山町の土地計約4万4000平方メートルを落札しながら、代金未納のまま宅地として売り出し、14人から計約3000万円をだまし取った。

ZAKZAK 2007/02/07

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_02/t2007020740.html