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2007年02月07日(水) 00時00分

不正接続HP改変/県立生涯教育センター朝日新聞

 県立生涯教育センターが運営するインターネット講座の管理システムに部外者が不正にアクセスし、ホームページ(HP)を一部改変したほか、受講生224人分の名前やメールアドレスなどの個人情報を閲覧した恐れがあると、同センターが6日発表した。同日現在、個人情報が悪用されたという連絡は無いという。

 同センターによると、不正アクセスは1月28日の昼ごろから同日午後5時半ごろまで計3回行われ、HPの背景の色や挿絵が改変された。個人情報が閲覧された可能性もあるという。

 不正アクセスは、中国の情報システム会社のサーバーを経由して行われていた。IDとパスワードを解析するソフトで、システム管理用の職員のIDなどを取得して、侵入したらしい。センターの職員が同30日、システム内に見知らぬファイルがあったことから不審に思って調べたところ、5日夜までに不正アクセスを確認したという。

 インターネット講座では、生涯スポーツや大分の自然、文化など5講座が開設されており、県民224人がシステムに登録して受講していた。

 講座の配信はすでに停止しており、センターは今後、不正アクセスへの防御策を講じたうえで、3月上旬にも再開したいとしている。

http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000000702070004