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2007年02月07日(水) 00時00分

3年連続減1万1823件/刑法犯朝日新聞

 06年中に県内で起きた刑法犯罪のうち、通報などで県警が把握した総件数は、前年より1212件少ない1万1823件で、3年連続で減少していたことが、県警のまとめでわかった。

 総件数は、過去最多だった04年の1万5482件をピークに年々減少している。06年の検挙件数は5115件で前年より204件増え、前年比で5・6%上がった検挙率43・3%は95年(42・2%)の水準に戻り、過去10年間で最も高かった。

 06年の刑法犯罪のうち、空き巣や車上狙いなどの窃盗事件は8550件で、前年に比べて1252件減った。殺人や強盗、放火などの凶悪事件の件数は55件で、前年より1件減った。しかし、暴行や傷害事件などは443件で前年比で36件増え、振り込め詐欺などの事件も575件で前年より78件増えた。

 一方、検挙率をみると、05年に100%だった殺人など凶悪事件の検挙率が06年は87・3%と大幅に落ちた一方で、暴行や傷害事件などは05年の72・7%から06年は85・8%に上昇した。

 県警生活安全企画課は「パトロールの強化や県民の防犯意識の向上、各自治体による防犯対策などが功を奏して、治安が少しずつ良くなっているのではないか」と話している。

http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000000702070002