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2007年02月06日(火) 00時00分

20年ぶり自動車公売 強化月間で差し押さえ 東京新聞

 県税務課は五日、昨年十一月の自動車差し押さえ強化月間に差し押さえた自動車一台を公売にかけ、二十八万三千五百円で売却したと発表した。県が自動車公売を実施したのは二十年ぶり。

 公売したのは二〇〇一年に新車登録された外国産車(一八〇〇cc)で、見積価格は二十三万円。滞納者は中古車販売業者で、自動車税を滞納し、再三の納税催告にも応じなかった。このため、水戸県税事務所が昨年十一月、自動車登録を差し押さえ、同十二月に引き渡し命令を出して車を保管。今年一月に実施した入札には二人が参加した。

 県は本年度から差し押さえ中心による滞納整理の手法を導入しており、二〇〇六年四月から十二月までの間に、自動車千百三十六台を含む計三千三百二十二件を差し押さえ、昨年一年間の千六百七十六件を大きく上回っている。同課は「今後も厳正な処分を行っていきたい」と話している。 (秦淳哉)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20070206/lcl_____ibg_____004.shtml