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2007年02月06日(火) 03時03分

愛知県知事選の石田氏支援者「ミクシィ」で選挙支援読売新聞

 4日投開票された愛知県知事選で落選した前犬山市長の石田芳弘氏(61)の支援者が、インターネットで会員同士の交流ができる「ミクシィ」のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上に、会員制ページを開設し、石田氏への支援を呼びかけたり、事務所スタッフを募集したりしていたことが5日、わかった。

 県選管は「インターネットの選挙運動への利用を禁じた公職選挙法に抵触するおそれもある」としている。

 会員制ページは、“勝手連”を名乗る支援者によって、知事選告示前の1月5日と8日にミクシィ上に二つ開設され、それぞれ50人と23人が参加。告示日の18日以降は、石田氏の街頭演説や個人演説会の予定を紹介して、参加を呼びかけていたほか、事務所のボランティアスタッフも募集していた。

 会員制ページの閲覧は、ミクシィの参加者であれば自由で、不特定多数の人が目にする可能性がある。

 公選法では、選挙運動にインターネットを利用することを禁止しており、告示後はポスターやはがきなど、定められた文書以外に名前を掲載することはできない。

 石田氏を推薦した民主党の塚本久・愛知県連幹事長は「陣営としては一切関知しておらず、(会員制ページの)存在自体も知らないので、答えようがない」と話している。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070206i401.htm