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2007年02月06日(火) 00時00分

偽HPで4人逮捕 警視庁など 東京新聞

 インターネットオークションサイトの偽画面から入手したIDなどで金をだまし取る「フィッシング詐欺」をしたとして、警視庁ハイテク犯罪対策総合センターと熊本、岡山、広島各県警の合同捜査本部は六日、詐欺や不正アクセス禁止法違反などの疑いで、大阪府枚方市高野道二、無職山本祐司容疑者(36)ら男四人を逮捕した、と発表した。

 四人はネットの求人サイトを通じて知り合い、IDの入手や架空出品など役割を分担。二〇〇五年四月から〇六年十月までに、約千百件のIDを盗み、約四百五十人から総額約二千万円をだまし取ったとみられる。

 調べでは、四人は昨年三月二十六−三十日、オークションに関する通知を装った偽メールをオークション利用者に送り、福岡県久留米市の男性会社員(28)のIDとパスワードを不正に入手。この会社員に成り済ましてタイヤなどを架空出品し、落札した愛媛県の男性団体職員(24)から三万四千円をだまし取った疑い。

 主犯格の山本容疑者は昨年十二月までパソコン教室を経営していた。自宅から小分けにした覚せい剤計約六十三グラムも見つかり、捜査本部は一月十七日に同容疑者を覚せい剤取締法違反(営利目的所持)の現行犯で逮捕した。調べに対し、容疑を否認しているという。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070206/eve_____sya_____004.shtml