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2007年02月06日(火) 21時52分

「ほっかほっか亭」、消費期限切れ商品販売 全国で朝日新聞

 弁当店「ほっかほっか亭」を東日本と九州・山口で展開するプレナス(福岡市)は6日、ほっかほっか亭291店で消費期限切れの商品を売っていた、と発表した。社内で消費期限は製造後10時間、販売期限は同8時間と決めているのに、午前7時過ぎに作った総菜を午後11時まで売るなどしていた。健康被害の報告はないとしている。

 同社は不二家の問題を受け、1月26日〜2月5日に、経営するほっかほっか亭2077店と定食屋「やよい軒」145店の全店を調べた。

 この結果、17都道県の289店で、サラダとミニうどんを消費期限が過ぎた後も売っていたり、期限を書いたシールを張っていなかったりしたことが分かった。通常、各店で朝と午後に調理するところを、朝にまとめて作り、シールには期限を閉店時間まで延ばして記した例もあったという。289店はいずれもフランチャイズ店だった。

 また、静岡県の直営2店では、他社製のドレッシングで消費期限が1月23日のものを、28日の調査時まで出していた。弁当や、やよい軒では問題は見つからなかった。

 通常の社内監査は直営店だけが対象で、フランチャイズ店は営業担当者がチェックしていた。今後、管理態勢や研修の強化を検討する。

 東海3県と関西、山口を除く中四国の「ほっかほっか亭」は、別会社が運営している。

http://www.asahi.com/national/update/0206/SEB200702060013.html