調べでは、消火器はピンを抜いてレバーを握ると噴射し、離すと止まるタイプ。メーカーの鑑定結果では、粉末の消火剤は大半が残っていたが、噴射のためのガスはほとんどなくなっていた。この消火器はガスと消火剤を一緒に詰め替えないと再使用できず、「使用不能」と判断された。
昨年7月のぼやをこの消火器で消し止めた上江洲容疑者は県警の調べに、「消火器が重かったのでまだ使えると思った」と供述。そのまま店の1階に置いていたことを認めているという。
店員の佐々木美津子容疑者(35)=業務上失火容疑などで逮捕=は「出火に気づいた時は火が小さく、消火できると思った」と供述しており、県警は、消火器が使える状態であれば被害の拡大を防げた可能性もあると見ている。
http://www.asahi.com/national/update/0206/OSK200702060040.html