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2007年02月06日(火) 13時38分

勤務実態ないのに給与800万円 大阪の人権啓発団体朝日新聞

 大阪府大東市の人権啓発団体「ヒューネットだいとう」の男性職員(57)が、別の啓発団体でほとんど働いていたにもかかわらず、年間約800万円の給与と賞与を「ヒューネット」側から支給されていたことが分かった。「ヒューネット」は同市からの補助金(年約1300万円)で運営されており、市は「今後、勤務の実態がある団体から給与が支給されるよう是正したい」としている。

 同市によると、「ヒューネット」は、市から啓発活動などを委託されている団体。男性職員は、別の啓発団体の事務局長を兼務しており、「ヒューネット」の事務局に出勤した後、職務免除願を提出し、そのまま別の職場で地元住民の相談業務などをしていたという。

 こうした勤務は「ヒューネット」が発足した02年4月ごろから続いていたという。

http://www.asahi.com/national/update/0206/OSK200702060037.html