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2007年02月05日(月) 20時59分

京セラ、太陽熱温水器4909台回収…カバー脱落で読売新聞

 京セラは5日、1991年3月から96年10月に製造した太陽熱温水器「H—220」に、ガラス製カバーが脱落する不具合があるとして、計4909台を対象に無料点検・修理を行うと発表した。

 温水器を覆うガラス製カバー(重量約11キロ・グラム)を固定するアルミ製のびょうが雨で腐食し、屋根から落下する可能性があるという。02年以降、愛媛県西予市で隣家の屋根を破損するなど計8件の落下事故が起きている。

 H—220は、住宅関連機器メーカー、東洋アルチタイト産業(大阪市)からOEM(相手先ブランドによる生産)供給を受け、西日本を中心に28都府県で販売した。京セラは03年から点検を行ってきた。落下事故8件のうち5件が06年5〜9月に集中したため、公表に踏み切った。

 京セラは80年〜03年までに太陽熱温水器計19万台を販売したが、H—220以外の商品のびょうは腐食しにくいステンレス製を使っている。

 問い合わせはTEL0120・924・622

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070205i414.htm