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2007年02月05日(月) 21時09分

千葉・成田のごみ焼却施設汚職、前市長らが罪状認める読売新聞

 千葉県成田市のごみ焼却施設の運転管理業務委託を巡る汚職事件で、受託収賄などの罪に問われた前市長の小林攻被告(64)(同市吾妻)と、贈賄罪に問われた同県松戸市のプラント管理会社「TEC」の前社長、飯塚貴之(47)(松戸市松戸)ら2被告の初公判が5日、千葉地裁(山口雅高裁判官)であった。

 3人は罪状認否で「間違いありません」と起訴事実を認めた。

 贈賄罪に問われたのは、飯塚被告のほか、同社の前副社長、近藤紀昭被告(48)(同市稔台)。

 起訴状などによると、小林被告は2005年1月、施設の運転管理業務の発注を指名競争入札に切り替えるとした職員の提案を了承しながら、近藤被告の依頼に基づいて、成田市環境部に対し、随意契約の継続と、発注額の水準を高額のまま維持するように指示。その見返りとして同年3月、成田市内の後援会事務所で、近藤被告から約1000万円を受け取った。

 また昨年3月にも、同じ業務の今年度の発注金額を飯塚被告らの希望額に近づけるなどの便宜を図った見返りに、同事務所で現金200万円を受け取った。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070205ic21.htm