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2007年02月05日(月) 12時54分

現代自・鄭会長に懲役3年実刑判決 不正資金事件 韓国朝日新聞

 韓国のソウル中央地裁は5日、韓国の自動車最大手、現代自動車グループの不正資金事件をめぐり不正行為を指示したとして横領や背任の罪で起訴されていた同グループの鄭夢九(チョン・モング)会長(68)に対し、懲役3年(求刑同6年)の実刑判決を言い渡した。鄭会長側は控訴する方針。

 グループ中核の現代自は韓国を代表する輸出企業。昨年4月、意思決定を1人で仕切ってきた「総裁」の逮捕で経営への打撃が懸念されたが、鄭会長は同6月に保釈され一線に復帰。今回の判決後も保釈状態は続くため、経営に大きな影響はないとみられている。

 判決などによると、鄭会長は約900億ウォン(約115億円)を横領、グループ企業に約2100億ウォン(約270億円)の損害を与えた。不正資金は長男の鄭義宣(チョン・ウィソン)・起亜自動車社長への経営権継承工作などに使った。

http://www.asahi.com/international/update/0205/005.html