記事登録
2007年02月04日(日) 00時00分

補助金問題 国に抗議 200人集会/岩国朝日新聞

  岩国市の新庁舎建設への補助金が国の来年度予算案に計上されなかったことに抗議する集会が3日、同市民会館であった。約200人が参加し「岩国市に米軍の空母艦載機部隊を押しつける圧力だ」などと指摘するアピール文を採択した。

  市民団体「住民投票の成果を活(い)かす岩国市民の会」(大川清代表)のメンバーらでつくる実行委員会が主催した。大川さんは「子どもたちに誇れる岩国を残すのは大人の責任。国に対してあきらめずに声を上げていく時だ」とあいさつした。民主党の平岡秀夫衆院議員は、米軍再編で影響を受ける自治体に対し、国が再編の進展に応じて支払うとしている新交付金制度について「踏み絵を踏ませるようにして物事を進めるのは許せない」と述べた。

  参加者からは「横暴な父親が子どもに『言うことを聞かないと小遣いをやらない』というようなことが国政で行われている」と国を非難する声が上がった。愛宕山地域開発事業について、近隣の自治会長が米軍住宅化に反対する要望書を国や県に提出したことも報告された。

http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000000702050008