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2007年02月03日(土) 21時13分

不二家埼玉工場、研修ほとんどなし…外部改革委が視察読売新聞

 大手菓子メーカー「不二家」(本社・東京)の再生に向けた助言を行う「『外部から不二家を変える』改革委員会」は3日、同社の埼玉工場(埼玉県新座市)と秦野工場(神奈川県秦野市)を視察した。

 消費期限切れの牛乳を使用して洋菓子を製造していた埼玉工場では、社員やパート従業員に対する研修がほとんど行われていなかったことが判明し、改革委は、早急に研修システムを確立するよう同社に指示した。

 視察したのは、改革委の田中一昭委員長(拓殖大教授)や委員のほか、同社の桜井康文社長ら計10人。

 視察後、田中委員長は、手作りの工程が多く、従業員による高度な衛生管理が求められる埼玉工場について、「きちんとした研修システムがなく、新人は職人芸を盗んで仕事を覚えるという雰囲気だった」と指摘。同工場のパート従業員からは、「これまで一度も研修を受けたことがない」という証言もあったという。

 クッキーなどを製造している秦野工場でも、正社員の教育は定期的に行われていたが、パート教育は現場任せで不十分だったといい、改革委では両工場長や同社幹部らに改善を求めた。

 またこの日、視察メンバーは、両工場の従業員らと意見交換も行った。

 田中委員長は「秦野工場を70点とすると、埼玉工場は20〜30点。特に埼玉は従業員の意識改革を進め、早急に改善策を打ち出さないと、操業再開は難しいのではないか」と話した。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070203i113.htm