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2007年02月02日(金) 00時00分

新たに5人和解 西日本石炭じん肺訴訟 朝日新聞

  天草地方などの炭鉱で働き、じん肺になったとして、患者原告52人が国を相手取り、損害賠償を求めた西日本石炭じん肺訴訟の和解協議が1日、熊本地裁(石井浩裁判長)であり、新たに5人の和解が成立した。和解金額は約660万〜916万円。除斥期間をめぐって国と争っている原告は判決を待つことになり、裁判は4月23日に結審する予定。

  同訴訟では、患者原告52人のうち、27人の和解が成立。ほかの24人は、損害賠償の請求権を失う「除斥期間」の起算点について国と争っており、裁判所の判断を仰ぐことになった。残る1人については、国が炭鉱内での就労を認めていないが、次回22日に和解が成立する可能性があるという。

http://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000000702020001