【広域】法テラスに初の常勤弁護士臼井さん相談回数、月２回増やす（中日新聞）

2007年02月02日(金) 00時00分

　「法テラス」の愛称で、市民のトラブルの法的解決を手助けする「日本司法支援センター」滋賀地方事務所（大津市浜大津）に１日、初めて常勤弁護士が就任した。

　就任したのは臼井陽子さん（３６）。２００５年１０月に大阪弁護士会に登録。離婚や家庭内暴力、医療過誤、児童虐待などを手掛けてきた。

　事務所では、多重債務の整理や破産手続き、離婚調停など民事の相談に乗るほか、刑事事件では国選弁護も務める。臼井さんは「事態が深刻にならないうちに、気軽に訪れてほしい」と呼び掛けている。

　事務所には昨年１０月の開所以来、弁護士５５人、司法書士４２人が登録。交代で月４、５回の法律相談に応じているが、１カ月先まで予約で埋まっているという。常勤が加わることで、さらに月２回、相談回数を増やして対応する。

　肱岡（ひじおか）勇夫所長は「ようやくスタッフがそろった。法テラスの認知度を高めていきたい」と意欲を示している。

　常勤弁護士は東京都千代田区のセンター本部が募集し、７７カ所の地方事務所や支部に振り分けている。１日付で３人が新たに着任、全国で２１人となった。

【広域】 法テラスに初の常勤弁護士 臼井さん相談回数、月２回増やす （中日新聞）