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2007年02月02日(金) 00時00分

環境相、原告と協議へ 東京都の排ガス汚染 中日新聞

 ディーゼル車の排ガスが原因としてぜんそく患者らが国や東京都、自動車メーカー7社に損害賠償などを求めた東京大気汚染訴訟の控訴審について、若林正俊環境相は2日の閣議後会見で「関係省庁と協議の上、原告と話し合いたい」と原告側と協議に入る意向を示した。

 若林環境相は「和解をすると言っているわけではないが、裁判をいたずらに長引かせるわけにいかない。真摯(しんし)に対応し、解決策を探るため最大限努力したい」と慎重な言い回しながらも、原告側と話し合いの場を公式、非公式に持つ考えを明らかにした。

 一方で、国の賠償責任や、和解への解決案として東京都が示している医療費助成制度への参加については「受け入れられない」と従来通りの方針を示し、「環境省としてできるのは排ガス等の規制など」とした。


http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20070202/eve_____sya_____015.shtml