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2007年02月02日(金) 19時04分

花王社長「関西テレビには裏切られた思い」 会見で批判朝日新聞

 関西テレビによる「発掘!あるある大事典2」のデータ捏造(ねつぞう)問題で、単独スポンサーを降板した花王の尾崎元規社長は2日、大阪市内での記者会見で「番組編集には関与できず、信頼してお任せするしかなかった。裏切られた思いで、極めて遺憾だ」と批判した。

 1月20日に関西テレビが捏造を発表。尾崎社長は22日朝に担当部署から報告を受け、その場で降板を決めたという。花王にとっては79年に始まった「花王名人劇場」以来の単独スポンサー枠。企業イメージのダウンにもつながりかねないが、補償請求は「考えていない」と話した。

 ただ、関西テレビとは、番組の合間に流すスポットCMの取引は続ける方針だ。「テレビは広告面で重要な媒体で、テレビそのものの存在を否定するつもりはない」と述べた。

http://www.asahi.com/national/update/0202/OSK200702020060.html