記事登録
2007年02月02日(金) 17時04分

「あるある」放送翌日、納豆販売1.7倍に朝日新聞

 市場調査大手「インテージ」(東京都千代田区)が1月の納豆の販売動向を調べたところ、生活情報番組「発掘!あるある大事典2」が納豆のダイエット効果を放送した翌日、販売数は前日の1.7倍に伸びていたことが分かった。データ捏造(ねつぞう)の発覚後は急減したものの、前年を上回る「納豆人気」は続いている。

 同社が蓄積している全国約5千の小売店の販売データのうち、スーパーマーケット466店を抜き出し、1店1日あたりの納豆の平均販売数を分析した。

 放送された7日には1店平均で393個だったのが、翌8日には680個に跳ね上がり、前年同期と比べて1.9倍を記録した。その後2週間ほどは1日440〜560個程度が売れ、前年を大きく上回る状態が続いた。

 データ捏造が公表された20日以降、21日は504個、22日は382個と激減した。しかし、それでも前年より2、3割多い状態が続いているという。インテージの分析担当者は「番組をきっかけに一気に市場が動いた。ただ、その後も売れ行きはいい。ダイエット効果の真偽はともかく、注目されたことで改めて納豆の効能が見直されたのではないか」と話す。

 関東圏と関西圏を比べると、放送直後の販売数の伸びは関西の方が大きく、捏造発覚後の減り具合は関東の方が大きかった。

http://www.asahi.com/national/update/0202/TKY200702020269.html