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2007年02月01日(木) 20時50分

トイザらスで販売の玩具から禁止成分 川崎市が回収指示朝日新聞

 川崎市は1日、玩具小売り大手の「日本トイザらス」(本社・川崎市幸区)が販売している果物型の玩具「JUST LIKE HOME フルーツセット」の回収を指示したと発表した。食品衛生法で玩具への使用が禁じられているフタル酸ビスが検出されたのが理由。これまでのところ健康被害の報告は無いという。

 市によると、1月30日に堺市から禁止成分が検出されたと連絡があった。05年5月以降、中国から約2万個を輸入、全国のトイザらス153店舗などで1万6768個を販売したという。

 フタル酸ビスは、合成樹脂をつくる際に広く使われている。ホルモンに悪影響を及ぼす可能性が指摘されており、国内では玩具などへの使用が禁止されている。

 川崎市は、乳幼児が口に入れても、すぐには影響はないとしている。問い合わせは同社(03・5957・8825)へ。

http://www.asahi.com/national/update/0201/TKY200702010399.html