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2007年01月30日(火) 21時02分

ソニー、薄型テレビ好調 ゲーム事業は苦戦続く朝日新聞

 ソニーが30日発表した第3四半期(06年10〜12月)連結決算は、売上高が前年同期比9.8%増の2兆6077億円、当期利益が同5.3%減の1599億円だった。年末商戦で薄型テレビやデジタルカメラが売れ、携帯電話や映画も好調で、ゲーム事業の大幅赤字を補った。07年3月期の当期利益予想は800億円から1100億円に上方修正した。

 テレビなど主力のエレクトロニクス事業の営業利益は1774億円と、前年同期から倍増し、四半期ベースで過去最高を記録。業績の足を引っ張ってきたテレビは、北米でリアプロジェクション(背面投射型)が苦戦したが、液晶の「ブラビア」が好調で、黒字転換した。

 ただ、プレイステーション・ポータブルの販売減が続くゲーム事業は、542億円の営業赤字。プレイステーション3は昨年内の世界出荷台数が184万台と目標を16万台下回った。3月末までの目標600万台は維持しているが、国内値下げも影響して赤字が膨らんでいる。

http://www.asahi.com/business/update/0130/139.html