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2007年01月30日(火) 20時54分

集団いじめ、同級生と両親に2千万円賠償求め提訴 神戸朝日新聞

 神戸市の兵庫県立高校で、軟式テニス部員の3年生の男子生徒が、同級生と下級生計8人から殴るけるなどの集団いじめを受けたとされる事件で、生徒と両親が29日、「いじめで精神的ショックを受けた。親の監督も不十分だった」として、いじめを主導したとされる同級生の加害生徒1人とその両親を相手取り、慰謝料など1980万円の損害賠償を求める訴えを神戸地裁に起こした。

 男子生徒の代理人の弁護士によると、男子生徒は小、中学校時代から加害生徒にいじめを受け、親同士が話し合っていったん無くなったが、高校入学後に再び始まった。体を粘着テープで縛られたり、殴るけるの暴行を受けたりしたという。

 母親は高校に加害生徒らの退学処分を求めたが、高校は昨年3月、5人を停学5日、3人を校長訓戒とした。同県警は昨年5月、8人のうち3人を傷害や暴行の疑いで神戸地検に書類送検。神戸家裁は3人のうち加害生徒を含む2人を保護観察処分に、1人を不処分とした。

http://www.asahi.com/national/update/0130/OSK200701300066.html