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2007年01月30日(火) 00時00分

有効求人倍率14年ぶり1倍超え…平成18年、厚労省ZAKZAK

 厚生労働省が30日発表した昨年12月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.02ポイント改善の1.08倍となり、企業全体の求人数が求職者数を満たす1倍を13カ月連続で上回った。この結果、平成18年の平均有効求人倍率は前年比0.11ポイント増の1.06倍と4年連続で改善。平成4年以来14年ぶりに年間でも1倍を超えた。

 一方、総務省発表の昨年12月の完全失業率(同)は前月比0.1ポイント上昇の4.1%に悪化。完全失業者数は前年同月比21万人減の244万人、就業者数は39万人増の6354万人だった。

 18年の平均の完全失業率は前年比0.3ポイント低下の4.1%と4年連続で改善し、緩やかな景気拡大の持続が雇用情勢の好転を後押ししていることを示した。

 12月の完全失業率が3カ月ぶりに悪化したのは、女性の自己都合による離職が増えたのが主因。男女別の失業率は男性が4.3%、女性が3.8%といずれも前月比0.1%上昇した。

ZAKZAK 2007/01/30

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_01/t2007013042.html