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2007年01月30日(火) 02時34分

元助教授の論文「96%が盗用と判断」 明大会見朝日新聞

 明治大の藤原博彦元助教授による論文盗用・国費不正受給問題で、明治大情報コミュニケーション学部の中村義幸学部長らが29日午後、都内で記者会見し、問題とされた藤原元助教授の論文の96%が盗用だったことを明らかにした。

 明大によると、昨年9月、同学部の論文集(昨年3月発行)に掲載された藤原元助教授の英文の論文について「盗用ではないか」と指摘があったため、調査を開始。論文の中で「引用した」と記述があった元の論文の著者らは引用を認めておらず、藤原元助教授が知的財産研究所の在外研究員として執筆した報告書、明大の論文ともに全体の96%を盗用と判断した。

 同大が昨年11月に本人を問いただしたところ盗用を否定せず、約10日後に理事長あてに辞表を提出してきたという。

 藤原元助教授は03年1月の渡仏時は筑波大講師だった。知的財産研究所とは04年9月までフランスに滞在して研究する契約だったが、04年4月から明大助教授として勤務し、「二重契約」状態だった。

http://www.asahi.com/national/update/0130/TKY200701290406.html