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2007年01月30日(火) 00時00分

塩原発電所を停止 データ改ざんで 東京新聞

 東京電力は二十九日、データ改ざんが発覚した塩原発電所(那須塩原市)の使用を停止したと発表した。同発電所の八汐ダム(同)で起きている貯水の地盤浸透流出を調査するためで、一般の電力供給には影響しない。

 同社栃木支店によると、同ダムでは一日二万トン程度の浸透流出が進んでいたが、雨水などから不正に水量補給を続け、関係データを改ざんしていた。定期点検以外の発電所停止は極めて異例。

 停止期間は数カ月の見通し。この間にダムの水位を下げ、浸透が激しい場所などを特定し、工事も検討する。同社は「電力需要がピークとなる夏場まで続けば、他の電力会社から電力を供給してもらう可能性もある」としている。 (杉藤貴浩)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/tcg/20070130/lcl_____tcg_____001.shtml