記事登録
2007年01月29日(月) 00時00分

慎太郎“質疑豹変”四男に関する疑惑追及に感情あらわZAKZAK

都知事選については「仮定の話で言う筋じゃない」

 午後3時から始まった記者会見。冒頭、石原知事から「地域防災対策の見直し」などの報告があった後、都庁記者との質疑応答に移った。

 記者らの問いかけに応じ、石原知事は「(給食費の未納は)基本的な人間の責任感の問題だ。日本のタガが緩んできた」「先生が父母を説得する必要がある。親に対する教育だね」など熱弁を振るっていたが、朝日新聞の女性記者が延啓氏の疑惑について触れると表情が一変。

 延啓氏の疑惑の一つは、平成15年3月にTWSの外部委員として訪欧した際のもの。これまで都は旅費や宿泊費など約55万円が実費として支給されたとしていたが、同紙は25日に「日当計約4万6000円や支度料約3万5000円も支給されていた」と報じたのだ。

 石原知事は女性記者の質問を遮るように、「私は小さなことは知らない」と話し始め、「日当が支払われていたというが、実費の弁償というか、主に交通費らしい…。ディテールは私には分からない。事務的なことは当局に聞いてください」。

 女性記者が「(これまで)知事は『息子はタダ働き』と言っていたが?」と問いかけると、石原知事は「タダ働きみたいなもんですよ。何百万もの仕事を棚上げして出かけざるを得なかったんですから。タダ働きに近い。(日当の)内容は分かりません。ちょっと朝日はヒステリックになってんじゃないの。不思議だね」と質問を打ち切った。

 4月に3選を目指す都知事選を控える石原知事。民主党は対立候補の擁立を目指し、ニュースキャスターの筑紫哲也氏(71)など数人をリストアップしている。

 民放の女性記者が「田中真紀子元外相(63)の名前も出ている」と話を振ると、石原知事は「民主党の中で検討されること。仮定の話で、私が言う筋じゃない。本割(=取り組み)が決まったら、きちんと相撲をとるしかない」と語った。

【関連記事】
石原慎太郎「私は共産党や朝日にいじめられてる」(01/29)

ZAKZAK 2007/01/29

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_01/t2007012919.html